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羽田空港サーバー

飛行機や空港に関する情報や気になるニュースを掲載します。

ANAやJALより安くLCCよりは高いスカイマークの存在意義

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日本を代表する航空会社にANAとJALの他にスカイマークがあります。民事再生法を適用して話題になったスカイマークですが、2016年には経営破綻から1年で黒字に転換した会社でもあります。スカイマークという会社を少し詳しく見ていきたいと思います。



スカイマークのポジション

一般的に格安航空会社のことをLCC(ローコストキャリア)と言われています。徹底的に効率を上げて無駄なサービスを簡素化した結果低価格に航空サービスを提供する会社のことです。スカイマークMCC(ミドルコストキャリア)というポジションに位置しています。その為LCCと比べて機内の広さや手荷物サービスが充実しています。

FSC(フルサービスキャリア) ANAやJAL
MCC(ミドルコストキャリア) スカイマーク
LCC(ローコストキャリア) ピーチなど

スカイマークの歴史

スカイマークは1986年から始まった航空輸送業の規制緩和政策によって新規参入した第1号の会社です。2011年にスターフライヤーが参入するまでは規制緩和後唯一の上場企業でした。
スカイマークは機内サービスを簡素化するなどして大手航空会社の普通運賃の半額程度に抑えることで平均搭乗率が80%以上を記録するまでに成長しました。
しかし大手航空会社が割引運賃をスカイマークと同程度の価格に下げる対策を行なった結果次第に搭乗率が下がり60%を切ることが大きくなり赤字経営に陥りました。その後、経営体制や運賃の見直しなどで一時的に黒字に戻るものの依然として経営が低迷することになります。

  • 2005年 運航トラブルが続発してさらに経営が悪化。
  • 2008年 B737-800への機材更新やサービスの見直しにより業績が回復し黒字を確保。
  • 2009年 世界同時不況に苦しむANAやJALと対象的に20億円程度の黒字となり日本の航空会社では最高益
  • 2010年 エアバス社とA380を導入することで基本合意書を締結。
  • 2011年 A380を6機(2機はオプション)の正式購入契約を締結。
  • 2014年 LCCとの競争や円安の影響による燃料費の増加などで再度赤字経営に陥ります。さらにエアバス社からA380購入解除の膨大な額の違約金を請求されるなどにより危機的状況発展します。
  • 2015年 ついに臨時株主総会で民事再生法を適用することが承認され、民事再生法を申請。
  • 2016年 民事再生手続きが行われました。
設立 1996年
資本金 90億円
従業員数 1,942名
保有機材数 27機

スカイマーク経営破綻とA380の関係

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エアバスはスカイマークにA320を売り込んでいましたが、社長の西久保がエアバスのカタログに掲載されていたA380に興味を持ち惚れ込んだことから発注につながりました。
スカイマークの売上規模に比べて導入コストが高すぎることから導入発表時に株価はストップ安となりました。日本籍の航空機に初めてエアバス社製A380が導入される予定になっていました。しかし2014年スカイマークによる不払いが発生したためエアバス側が購入契約を解除しスカイマークに対する損害賠償請求などの協議が行われています。
また搭載エンジンおよびその整備に関する契約を行っていたロールス・ロイスとも契約解除となりました。

A380の詳細についてはこちらをご覧ください。
www.haneda-airport-server.com

スカイマークの運賃一覧

運賃の種類 特徴 予約変更
大人普通運賃 予約の変更も自由自在
子供普通運賃 搭乗時に3歳以上12歳未満のお子様
身体障害者割引運賃 対象者の本人と一部の介護人の方
いま得 搭乗3日前もしくは前日まで予約可能
前割3・1 搭乗3日または1日前まで予約可能
SKYバーゲン45 45日前までご予約可能
U21直前割 満12歳以上22歳未満の乗客
シニアメイト1 満60歳以上限定

スカイマークの手荷物

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受託手荷物は20kgまで無料です。LCCのピーチでは1個めの手荷物は安いチケットでは1,200~2,880円が必要になります。
手荷物が多い方はスカイマークの方が安くなる場合もあるかもしれません。

無料手荷物許容量 一人様20kgまで無料
上限総重量 100kgまで(1個当りの重量32kgまで)
超過手荷物料金 重量超過10kgごとに1,000円
サイズ 50cm×60cm×120cm以内
個数 個数制限無し

スカイマークの存在意義

スカイマークはこれまで斬新な料金設定やサービスなどを行ってきました。その結果大手航空会社もそれに釣られる形で格安運賃を発表してきたため、航空業界の革命児的存在でもあります。おそらくスカイマークがいなければLCCが参入するまで航空券の金額は普通運賃並の高額なチケットばかりだったかもしれません。経営破綻してしまったのは残念ですが、超ミニスカ制服を発表したり面白い会社です。(もうミニスカの制服は廃止されました)そんなスカイマークですが11月12日に創立20周年を迎えます。これからも他の航空会社を驚かせるようなサービスを期待します。