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トランスアジア航空 経営悪化により運航の終了と解散を発表

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台湾の航空会社であるトランスアジア航空は2016年11月22日に事実上倒産しました。
前日の21日に「22日のすべての便の運行を停止する」と発表して22日の取締役会で運航の終了と解散が決定しました。

トランスアジア航空とは

設立 1951年
運航停止 2016年11月22日
保有機材数 19機
就航地 30都市

設立から65年ほど続いた会社でした。
機体はエアバスA320型機:6機、エアバスA321型機:5機、ATR 72型機:8機を保有していました。

トランスアジア航空の発表内容

11月22日にトランスアジア航空のWEBサイト上で発表された内容です。

弊社は明日11月22日(火)の日本=台北間の全ての運航を停止いたします。
明日22日(火)に臨時取締役会を開催し、会議終了後に今後の運航につきまして皆様にご説明させていただきます。
ご搭乗予定のお客様には多大なるご迷惑をお掛けいたしますことを、心よりお詫び申し上げます。
該当航空券をお持ちのお客様は下記の通りのお取扱いをいたします。
1. 航空券が未使用のお客様、また台湾国内線の往路を使用済みのお客様につきましては、11月22日より払い戻し手続きを受け付けます。
 払い戻しは未使用航空券の区間が対象となります。
 ご返金までの期間は、申請日より最長45営業日以内となりますので予めご了承ください。
 ※弊社にて直接航空券をご購入のお客様(ホームページ/予約/弊社発券カウンター):
   A) クレジットカードでご購入:弊社ホームページ・トップ画面「払い戻し申請」よりお手続きをお願い致します。
 ご購入時にご使用のクレジットカードに未使用区間全額をご返金いたします。
   B) 現金でご購入:未使用区間の全額を払い戻しいたしますので、tna@tna.com.tw宛てに以下の内容をメールにてご連絡ください。
    170から始まる航空券番号・お名前・連絡先電話番号・ご返金先の銀行名/支店名/口座番号/ご名義
  ※旅行代理店で航空券をご購入:旅行代理店でのお払戻手続きをお願い致します。
2.すでに国際線・中国大陸路線の往路をご使用済みのお客様:
 他航空会社への振り替え手続きをいたします。
 他航空会社が該当航空券を引き受けない場合は、誠に恐れ入りますが、お客様負担にて航空券のご購入をお願いいたします。
 その場合、未使用区間の弊社航空券(台湾-日本片道分)は払い戻しいたします。

重ねまして、ご迷惑をお掛けいたしますことを深くお詫び申し上げます。

お問い合わせ:
日本支社 0570-550-075 または 03-5425-1152 (月~金 9:30-12:00, 13:00-17:30) 
台北コールセンター 886-2-412-8133 (平日8:00-19:00 土日祝8:00-17:00)

トランスアジア航空倒産の原因

経営の悪化などが理由とされていますが、トランスアジア航空は今までに3回ほど大きな事故を起こしていますが、2014年と2015年に2年連続して発生した着陸失敗事故墜落事故によって多くの死者を出ていることも原因と思われます。

トランスアジア航空222便着陸失敗事故

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乗客数 54人
乗員数 4人
負傷者数(死者除く) 14人(地上5人)
死者数 49人
生存者数 9人
機種 ATR 72-500
機体記号 B-22810

2014年7月23日午後7時、台湾南部の高雄国際空港発、澎湖島馬公空港行きの定期旅客便トランスアジア航空(復興航空)222便(GE222便)が、台風10号による天候不良の影響を受け馬公空港にて着陸を失敗、復行を試みたが上昇できず、澎湖県湖西郷西溪村に墜落しました。この事故で民家2棟が巻き込まれ、少なくとも5人が負傷しました。
トランスアジア航空は、犠牲者の家族を現地へ渡航させる専用機を提供し、初期の費用として見舞金20万NT$(日本円で約70万円)、葬祭費80万NT$(日本円で約280万円)を拠出することを明らかにしました。
事故報告書によれば、悪天候のためパイロットたちは視界不良で滑走路の路面すら見えなかったことが、ブラックボックスの音声記録から判明しました。

トランスアジア航空235便墜落事故

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乗客数 53人
乗員数 5人
負傷者数(死者除く) 17日(高速道路走行車両に乗っていた2人を含む)
死者数 43人
生存者数 15人
機種 ATR 72–60
機体記号 B-22816


2015年2月4日10時56分に台湾北部の台北松山空港発、金門島の金門空港行きのトランスアジア航空(復興航空)235便(GE235便)のエンジンが離陸直後に故障したことが原因で、台北市南港区と新北市汐止区の境界をなす基隆河の水上に墜落した事故です。
2月12日時点の報道によれば乗客53名、乗員5名のうち、生存者15名、43名の死亡が確認された(救助作業、搭乗者の国籍、の項を参照)。またこの事故で高速道路、環東大道を通行中のタクシー一台が左翼と接触し大破したが乗員2名は軽傷で済み、病院へ搬送されました。
この機体は2014年4月に受領したばかりの機体でした。納入時にフランスの工場から台北松山空港に向かうフェリーフライトの際、左エンジンに不具合が発生したため、経由地のマカオでエンジンユニットごと交換を実施したが、8月にも不具合で同じ左エンジンを交換していました。
事故原因は以下の2つと考えられています。

  • 片側エンジンの故障
  • パイロットがその警告音を聞いた際に正常側エンジンを停止させる操作を行った

エンジンの故障から最終的には人為的ミスで事故に繋がった見られています。

トランスアジア航空のその後

トランスアジア航空からの引き継ぎは全路線を12月1日からチャイナエアライン(中華航空)が引き継ぐことを決めたと発表がありました。
トランスアジア航空の株をめぐり、インサイダー取引が行われた疑いがあり。金融監督管理委員会などが詳しい捜査を進めています。
幹部らが直前に株を売却する動きがあり、22日未明には台北地検が同社の林明昇・董事長ら3人を約3時間に渡って取り調べを行いました。全便欠航など重大決定に関して説明を求める取引規則に違反したとして、罰金約347万円を科すとしています。

まとめ

このように、死者が発生するような航空事故は航空会社の存続に直結すると言えるでしょう。普段当たり前のように利用しているANAやJALなどの航空会社も事故を起こすと株価の暴落やイメージダウンにつながるため、安全運行を再認識する必要があると言えるでしょう。