「IP67」って?iPhoneなどの防水性能の意味

最近はiPhoneも防水性能が追加されスマホの防水は当たり前の時代になりました。

しかしこの防水規格には「IP67」や「IP65/IP68」など表記されている数字だけでは意味がわかりづらくピンとこない人がほとんどだと思います。

そこで防水性能の規格についてまとめてみました。

防水保護構造及び保護等級

防塵・防水性の保護等級についてはIEC(国際電気標準会議)で分類されテスト方法が規定されています。

IP◯◯の1文字目

1文字目の数字は、固形物体に対する保護等級を示します。よく聞く「IP6◯」というのは粉塵が製品内に侵入しない構造を示します。

等級保護の程度テスト方法
IP0◯保護なしテストなし
IP1◯手の接近からの保護直径50mm以上の物体が内部に侵入しない
IP2◯指の接近からの保護直径12mm以上の物体が内部に侵入しない
IP3◯工具の先端からの保護直径2.5mm以上の物体が内部に侵入しない
IP4◯ワイヤーなどからの保護直径1mm以上の物体が内部に侵入しない
IP5◯粉塵からの保護粉塵の侵入を防止する
粉塵が入っても正常に動作する
IP6◯完全な防塵粉塵が内部に侵入しない

1文字目は数字が大きいほど防塵のレベルが高いことを意味します。IP6◯表記であれば最も厳しいテストをパスしたことになるので耐防塵性能には問題ないことが分かります。

IP◯◯の2文字目

2文字目の数字は、水の侵入に対する保護等級を示します。実は2文字目は1文字目とちょっと意味が異なります。

というのも数字が大きければ耐防水性能が高いというわけではなく、途中から試験方法が変わるからです。

等級保護の程度テスト方法
IP◯0保護なしテストなし
IP◯1滴下する水滴に対する保護200mmの高さから10分間
IP◯2斜め15°から水滴に対する保護15°の角度で上と同じ条件
IP◯3噴霧水に対する保護60°の角度で10L/分の放水を10分間
IP◯4全方向からのしぶきに対する保護全方向に10L/分の放水を10分間
IP◯5全方向からの直接噴流に対する保護全方向に12.5L/分の噴流を3分間
IP◯6全方向からの強い直接噴流に対する保護全方向に100L/分の噴流を3分間
ここからは水中での保護等級
IP◯7水没しても浸水しない水面下15cm~1mで30分間
IP◯8水面下で使用可能メーカーによって決める
原則完全密閉構造

上記のようにIP◯0~6とIP◯7~8は全く試験方法が異なります。その為「IP65/IP68」のように併記する用になっています。

IP65/IP68」の場合は、「完全に防塵で水しぶきにも耐え、水中で大丈夫(メーカーの規定による)」という意味になります。

IPX6」の場合は、「粉塵に対する耐性はないが強い直接噴流を受けても大丈夫」という意味になります。

メーカー保証とは別物

スマートフォン業界では防水性能をうたっているものの実際浸水で故障した場合など保証の対象外としています。

iPhone 7とiPhone 7 Plusは防沫性能、耐水性能、防塵性能を備えており、実験室の管理された条件下でのテストにより、IEC規格60529にもとづくIP67等級に適合しています。防沫性能、耐水性能、防塵性能は永続的に維持されるものではなく、通常の使用によって耐性が低下する可能性があります。iPhoneが濡れている場合は充電しないでください。クリーニングと乾燥の方法についてはユーザガイドをご覧ください。水濡れによる損傷は保証の対象になりません。

使用していくうちに部品の変形や摩耗、パッキンの劣化などで防水性能が衰えていくため防水性能に対する過度な期待は禁物です。

海水浴などの場合は別売の完全防水ケースなどの購入をおすすめします。

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