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羽田空港サーバー

飛行機や空港に関する情報や気になるニュースを掲載します。

スカイマーク スマホ用のバッテリーから煙で緊急着陸

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概要

8月22日午前0時45分ごろ、新千歳発羽田行きのスカイマークの旅客機が、乗客の持ち込んだ携帯電話の充電バッテリーから煙が出たため、新千歳空港に緊急着陸した。乗客170人にけがはなかったが、客室乗務員2人が軽いやけどを負った。




どの便?

新千歳空港同日午前0時10分発のSKY732便です。
こんな遅い時間に飛んでるの?と疑問に思うかもしれませんが

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夜ふかしフライトを利用すると羽田・札幌での滞在時間が拡大!遅い時間まで現地を満喫したい方におススメ。
運航期間 2016/07/02~10/02

便名 時刻
羽田 札幌(新千歳) SKY731便 21:30 → 23:05
札幌(新千歳) 羽田 SKY732便 00:10 → 02:00

という夜ふかしフライトという便でトラブルが発生したみたいですね。

定刻通り離陸していれば、離陸して35分後には新千歳空港に着陸しました。

煙が出たバッテリーは?

乗客が座席の下に置いていたかばんの中にあったスマホの充電バッテリーから煙が発生しました。
スマホ用のバッテリーなのでリチウムイオン電池ですね。
基本的にリチウムイオン電池には過充電・過放電・サーミスタなどの保護回路が内蔵されています。
保護回路がうまく働かななったのか、機内の与圧状態でバッテリーのセルが異常発熱したのか不明ですが、おそらく結果的にセルが高温になったため煙が発生したと思われます。

リチウムイオン電池のトラブル

リチウムイオン電池は高エネルギー密度のため製品の小型化軽量化には現在では不可欠なバッテリーです。
ほかのニッケル水素電池やニカド電池で同じ容量をもたせようとするとおそらくスマホがスマホではなくなる大きさになります。
B787でも軽量化のためリチウムイオン電池を搭載しましたが、飛行中に煙が発生したり発火するなどのトラブルが発生しました。
結果何重もの安全対策を講じることで現在ではほぼトラブルなく運行しています。

リチウムイオン電池の持ち込み制限

リチウムイオン電池がまだまだ不安定なバッテリーと認識した航空各社はリチウムイオン電池の手荷物預かりをやめることにしました。
というのも、預け入れの手荷物が保管される機内のコンテナ内と乗客がのる客室内では与圧のコントロールが全く違います。
上空では非常に圧力が下がるためコンテナ内のリチウムイオン電池が更に不安定になる恐れがあります。
そのためリチウムイオン電池は手荷物で持ち込むしかありません。
日本航空(JAL)と全日本空輸(ANA)はリチウム含有量2グラムを超えるか、ワット時定格量が160Whを超える電子機器や単体バッテリーは、機内持ち込み、預け入れともに禁止しています。

機内の状況

乗客の女性は「水平飛行になったころ、『ポン』と音がしたあと、何かの臭いがするとともに、白い煙がもくもくと出てきて、近くにいた乗客が大きな声で乗務員を呼んだ。荷物の持ち主も、なぜ煙が出たのか分かっていない様子だった」と話していました。また、乗客の男性は「出発して15分ほどたったころ、焦げ臭いにおいがだんだん充満して、機体の中央付近で『煙が出ている』と大騒ぎになった」と話していました。

みなさん深夜ですから寝ている方も多かったでしょう。とくに水平飛行中ですから安心している方も多いはず。
そんな中に煙が発生するとはまさに寝耳に水。パニックになっても仕方がありません。

消化の対応

消化には客室乗務員が対応しましたが、消化の際にバッテリーの中身の液体が飛び散り客室乗務員2名が軽いやけどを負いました。乗客170人はケガはありませんでした。

今後の対応

今後はリチウムイオン電池の持ち込み制限がさらに厳しくなる恐れがあります。
すでにアメリカではリチウムイオン電池の輸送にはかなり厳しい規制があり日本のように簡単に宅急便で送ることすら難しい状況です。
今後のためには早急な原因の救命が必要になります。
しかし、先程述べたB787のリチウムイオン電池の事故調査結果でも詳しい原因はわかっていません