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羽田空港のVIP用施設

羽田空港にはVIP専用の貴賓室と専用機用のスポットが有ります。
今回はそのVIP用施設を紹介します。

利用できる人はだれ?

政府専用機を利用する人は対象になります。

  1. 総理大臣
  2. 天皇陛下
  3. 国賓

などなど偉い人全般ですね。この方たちは必ずこのスポットを使用します。また空港内での混乱を避けるために一部の芸能人も使うことがあります。
エアフォースワンでアメリカ合衆国大統領が来日する際には展望台が閉鎖されるなど最大の厳戒態勢になります。

場所はどこ?

場所は上の地図の場所になります。
このスポットを使用する機体に乗り降りする際はタラップを使用します。

政府専用機に国外の首相が乗ったことも(ヒッチハイク外交)

カルガリーで行われ主要国首脳会議を終えた2002年6月28日に、ドイツのゲアハルト・シュレーダー首相が小泉純一郎総理を乗せて日本に帰国する国政府専用機に同乗していました。
その理由は、30日に行われる2002 FIFAワールドカップの決勝ブラジル対ドイツ戦があり、「この観戦に間に合うよう、ぜひ相乗りで行かせて欲しい」というドイツ側からの異例の要請を日本側が快諾したのです。
小泉総理は総理執務室をシュレーダーに譲って、自らは官房副長官用の個室で休息しました。
一国の首脳が他国の政府専用機に同乗して長時間に亘り移動する行為は、危機管理の面から見ても異例なことであり、日本政府専用機ではこの便乗が唯一の例、しかも例外中の例外となっています。
こういう対応が当時の小泉総理の魅力でもあると思います。

政府専用機は2機体制

政府専用機は基本的に2機1組で運行します。
基本的に副務機は任務機に何らかの問題が発生した場合に任務機に替わり乗客を輸送するためのものであり、通常乗客が搭乗した状態では運航されません。
しかし、特殊な事情で副務機に乗客を搭乗させるケースがあります。

過去に乗客を搭乗させた例

2004年 北朝鮮による日本人拉致問題で、2002年に日本に帰国していた蓮池薫夫妻・地村保志夫妻の子供5人を日本に帰国させる際に使用。

2009年 タイで開かれる予定だった東南アジア諸国連合の会議に出席するため、麻生太郎首相が政府専用機でパタヤ入りしたが、反政府派による暴動のため会議が中止され、タイ政府による非常事態宣言が出されたため、日本政府の関係職員らを急遽帰国させるために使用。

2012年 地球儀外交で経済ミッションのために、日本経済団体連合会会長を始めとする、企業関係者の移動に副務機が例外中の例外として使用。

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