右に行くほど上位モデルになります。
3.11の福島第一原発事故により相場が高騰しました。
今回最も安価なMKS-05 TERRA-P とMKS-05 TERRA Bluetooth を購入して比較してみました。
このモデルは、数値を常時表示することが出来ません。
ボタンを押すと5分ほど表示後、数値が消えで省エネモードに切り替わります。もちろんこの状態でも内部で放射線の測定を行っています。
東京都の平常値は0.079μSv/hらしいです。測定してみると0.05~0.10μSv/hでした。
放射線を検知するたびに「ピッ!」という音で知らせてくれます。(無音設定にもできます)
また予め設定していた線量のしきい値を超えるとアラームで知らせてくれます。
電池の持ちが抜群にいいので常時測定し積算被ばく量を知るのに向いている感じです。
電源をオフにして再度オンにすると積算も自動的にリセットされるため難しい操作は不要です。
ちなみに1日身につけて積算量を測定したところ0.002mSv/日でした。
単純計算で×365日すると0.73mSv/年になります。
放射線医学総合研究所の資料によると日本平均被ばく量は2.1mSv/年だそうです。
原子力や放射線を取り扱う作業者が50mSv/年か100mSv/5年とされているので、そのあたりが健康に害がないぎりぎりのラインかもしれません。
MKS-05 TERRA-P とMKS-05 TERRA Bluetooth の数値を比較してみたところ、ほぼ同じ値を示しました。
MKS-05 TERRA Bluetoothのほうは誤差率の表示もしてくれるのでどれくらいの信頼性があるかの目安にもなります。
またバックライト付きなので暗い場所でも数字が読みやすいです。
表示は電源を切るまで常時表示されています。
放射線の検知を「ピッ!」という音やバイブによる振動で知らせてくれます。(音のみバイブのみ無音など設定にもできます)
左側のボタンをダブルクリックすることでバックライトを常時オンに設定も可能です。(当然連続使用時間は短くなります)
積算被ばく量は内部のメモリに保存されるため消去したい場合は操作が必要です。(自動的にリセットされません)
Bluetooth搭載ですが、スマホとリアルタイム通信というわけではなくPCと接続してデータを取り込む仕様です。
液晶には線量の上限値や時計も表示されますが、必要性は微妙なところです。
4種類あるモデルですがそれぞれ微妙に使用が異なるので目的にあったモデルを選ぶと良いと思います。
安価に測定して何かあったときに警報を鳴らしてほしいというような主に放置プレーの場合は一番安いMKS-05 TERRA-P が良いかと思います。
常時値を監視したい場合は、MKS-05 TERRA-P+が良いかと思います。
さらに常時値も監視したくて振動モータ搭載でも知らせてほしい場合はMKS-05 TERRAが良いかと思います。
現在の測定誤差率や大きな数字でバックライトも欲しい、さらに積算被ばく量のデータをBluetoothでPC(32ビットOS)に保存したい場合はMKS-05 TERRA Bluetooth が良いかと思います。
実際に放射線量を測定して見ると自分が日常生活でどの程度被ばくしているのか知るいい機会にもなりました。