JALやスカイマークなど航空各社が振り込め詐欺の標的に

先日、ふとニュースを眺めていると「JALが振り込め詐欺被害」という文字が目に飛び込んできました。

振り込め詐欺といえば年配の方などをターゲットにしているイメージがありますが、なんと大手航空会社のJALがその被害に遭ったというものでした。

さらに調べてみるとスカイマークも同様の手口で振り込め詐欺の被害に遭いかけたという記事まで…

少しまとめてみました。

時系列

今までに発表のあったニュースによると2016年6月のスカイマークが最初のようです。

2016年6月スカイマーク40万円送金→口座凍結で振込できず(未遂
2017年8月JAL(アメリカ)合計約2,400万円を送金完了
2017年9月
2017年9月29日JAL約3億6,000万円を送金完了
2017年10月JAL本物の金融会社からの督促で詐欺と判明
すでに金が引き出されていた
スカイマーク200万円請求されるも詐欺だと気付く(未遂
2017年12月20日JAL発表と被害届提出

なんともJALお粗末な結果ですね。

振り込め詐欺の手口

1回目のスカイマーク

  1. 実在する取引先の担当者名で「振込先を変更した」というメールが届く(香港の銀行口座)
  2. 請求額は40万円
  3. 担当者は振り込むが凍結され振込できず
  4. 取引先に確認してみると振込先は変更していない
  5. 詐欺だと発覚
  6. 社内で注意喚起

2回目のスカイマーク

  1. 実在する取引先の担当者名で「振込先を変更した」というメールが届く(香港の銀行口座)
  2. 請求額は200万円
  3. 1回目の注意喚起のおかげて不審に思い取引先に確認
  4. 詐欺だと発覚

最初の詐欺メールからの注意喚起が効果を発揮しましたね!

JALの場合

  1. スカイマークと同様の手口で「振込先を変更した」メールが届きリース代などを請求
  2. 請求額は3億6,000万円
  3. JALは信じて送金
  4. 本物の金融会社から振込の督促がくる
  5. ここで初めて詐欺だと発覚
  6. すでに銀行口座から引き出される
  7. 警視庁と韓国の警察とFBIに被害届を提出

JALの財務担当者曰く「リースを止められるので、確認する前に振り込みを優先してしまった」らしいです。

8.10ペーパー』の後だからかわかりませんがずいぶん簡単に送金しちゃってます…

日本航空の『8.10ペーパー』が航空業界に与える影響

振込先の銀行口座

今回の振り込め詐欺に使われた振込先の銀行口座はいずれも香港の銀行口座が指定されていたとのことです。

結果的にスカイマークの被害額は0円

JALの被害額は約3億8,000万円

JALの利益に占める被害額

JALグループの平成30年3月期通期連結業績予想によると経常利益は1,370億円となっています。

3.8億円/1,370億円=0.27%

今期の経常利益の0.27%に当たる金額が振り込め詐欺で吹き飛ぶことになります。

ちなみにJALグループの平成29年度の有償旅客数は8,394,777人となっています。

3.8億円/8,394,777人=45円/人

前期と同じ旅客数と仮定すると一人あたり45円分の利益が吹き飛んだので料金を1年間45円上乗せして被害額を回収できますね。

ANAは大丈夫?

ANAの広報部によると「現時点では当社内でそうした(詐欺と思われる)メールは確認されていない」との回答らしいです。

その他の航空会社も同様の被害に遭ってましたと後出しジャンケンで出てこないことを祈ります。

というか世界中の航空会社で結構な被害が出てそうな気もしますね。

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